kochorinの独り言

サラリーマンをリタイアすることに決めました。退職までの経過と、働くということに関して自分が考えたことなどをつぶやきます。

AI(人工知能)の発達による影響

近年、ディープラーニングによる機械学習技術の進化が目覚ましく、AI(人工知能)の発達スピードが加速しているようです。
巷でもAI発達により職を奪われる人が半数に上るとか、いや8割の人は失業するとか、AI発達によって雇用が脅かされる人が大量に発生するとの危機感をあおる言説を頻繁に耳にします。
そこで、AI発達により社会がどう変化していくのか考えてみたいと思います。

まずAIの発達によって、これまで人間がやっていた仕事をAIに置き換える動きがこれから一層進んでいくことは確実でしょう(その比率がどうなるか、どの分野が置き換わっていくかの議論は別として)。ところでこれは悲観すべき状況なのでしょうか?これまでより数段生産性が向上し、人が働かなくても良い状況が生まれるということですから、雇用不安(つきつめるとお金の不安)を抜きにすると、これはむしろ喜ぶべき状況だと思います。
ただし、無条件でAIの導入を認めると失業による生活困窮者が増えることは明らかですから、AI導入による生産性向上で生まれた利潤を資本家層に独占させるのではなく、何らかの課税措置(仮にAI課税とよぶ)により広くみんなで享受できる仕組みを整えるべきと考えます。AI課税で生み出された原資をベーシックインカム※の財源にすれば失業問題も解決では?

これにより、将来はAIが人の代わりに働き、働きたくない人やその能力がない人は働かなくても一定の生活が保障される社会(私はそういう人でも存在を許される社会が真に豊かな社会だと思います)が実現できるとしたら、夢のような話ではないかと思うのですがいかがでしょうか。
でも早期リタイア指向の少数派には受けがよさそうですが、勤労を美徳とする一般の人からは不興を買いそうな提案でしょうね。

※ベーシックインカムとは、国家が無条件に(勤労や所得・資産の多寡にかかわらず)、最低限の生活を保障するための給付を行う制度です。

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