kochorinの独り言

サラリーマンをリタイアすることに決めました。退職までの経過と、働くということに関して自分が考えたことなどをつぶやきます。

生活のために働く必要のない時代がやってくる

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――なるほど。それでは、成熟社会において、個人の働き方はどのように変わっていくのでしょうか。
「生活のために働く」という価値観がなくなると考えています。もちろん、AIやIoTなど技術的な要因もあるでしょうが、そもそも、働くという概念が義務ではなく、限りなく趣味化していくはずです。第1回でパラレルキャリアの話をしましたが、「生活をするための稼ぎはこの仕事」「自分がやりがいを感じるのはこの仕事」といったように分ける人も出てきている。
これは、かつて人間にとって長距離を歩くことが当然で、足がそのための機能を備えているにもかかわわらず、今ではウォーキングが趣味になっていることと似ています。「楽しみのために働く」という価値観にシフトしていくでしょう。


いいですねえ。生活のために働かなくてもいい時代に早くなって欲しいものです。
以前、こちらのエントリーで触れたように、技術革新が人類を義務としての労働から解き放つ未来を見てみたいです。
kochorin.hatenablog.com


親世代、つまり成長時代の価値観とは、簡単に言えば「いい学校に入り、いい会社に入って、いい老後」というものでしょう。でも、今やいい学校に入れば仕事や老後も安泰なんてことは、まずありえません。


はっきり言って、親世代の言っていることを鵜呑みにしていたら、現代社会に適合できません。その時代には正解だった行動が、後の世代でも変わらずに正解であるはずがありません。

だって、わたし達の親世代って、パソコンもインターネットもメールもスマホもない時代に就職してるんですよ〜。
当時、正解とされた価値観と今の時代で正解とされる価値観が違っていて当然です。


色々と問題はありますが、やはり当時に比べて世の中は格段に進歩しているし、わたしたちの生活は明らかに豊かになっています。

普通に生活するだけであれば、それほどお金をかけなくても快適な生活がおくれる時代になっています。

当然、働き方だって変わって当たり前です。そんなに働きたくない人、お金より時間を大切にしたい人は、その人にあったライフスタイルを選べる時代になっているんです。

そういう多様性が許容される社会こそ、豊かな社会だと思いますし、未来は次第にそこに近づいているのだと思います。

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株で200万円を2億円にしたサラリーマンの投資術

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煽り商法ですね。内容が矛盾に満ちていてなかなか面白かったので紹介します。

普通のサラリーマンがこの方の投資セミナーで勉強した結果、200万円を2億円にしたそうです。万一、それが事実だったとしても、誰でも可能な再現性のある方法かどうかが重要です。
この方のセミナーに通わなくても、宝くじに当たって2億円儲けた人は少ないながらいます。
たまたま儲けた人がいたけど、後の99パーセントの人は損しました、では有効な投資法とは言えません。
そもそもホントに資産を短期で100倍にできる再現性のある投資法があるなら、わざわざセミナーなど開いて人に教えずに自分が独占してやればいいと思います。

今の時代、メガバンクに定期預金した場合の預金金利は、わずか0・01%です。10年ものの日本国債の利回りは0・05%。そんな状況で10%の利回り保証を謳う金融商品があったとしたら、そこでおかしいと思うべきです。
 うまい儲け話があるなら人に教えたりせず、自分でやればいい。10%の利回りを保証する商品が存在すれば、大企業がすべて買い占めているはずです。そこに気づかないような非常識な人、金融リテラシー欠如の人があまりにも多いのです。お気の毒ですが自業自得、高い授業料を払ったと思ってあきらめるしかありません。


「10パーセントの利回りを疑え。うまい儲け話があるなら人に教えたりせず、自分でやればいい」と言っておきながら短期で資産が100倍になる投資法を喧伝しています。
それこそ、そんな投資法を信じる人には「お気の毒ですが自業自得、高い授業料を払ったと思ってあきらめるしかありません。」の言葉をそっくりそのままお返しします。

投資で勝つには、むしろ「逆張り」の発想ができるかどうか。そこにかかっていると言ってもいいでしょう。
 2016年6月に英国がEUを離脱するという国民投票の結果が出たときに、株価が大きく値下がりしました。2017年8月に北朝鮮ミサイル発射のニュースが入ってきたときも同様に株が売られました。この先、もっと悪い状況になるのではないかと慌てた投資家が、持っている株を投げ売りしたのです。
 賢い投資家なら、ここは逆張り投資のスタンスで「少し買っておくか」と考えるのが正解です。短期的には、買った後にさらに値下がりする可能性もないではありませんが、こうした状況においては少なくとも6ヵ月~1年以内の長期的なスタンスでは絶好の「買いチャンス」なのです。長いスパンで考えれば、投資額より高値で売れる確率はかなり高いはずです。


短期で見たときに株価が上昇するか下落するかは五分五分です。もちろん理論上、株式の期待リターンがプラスである以上、長期的には上昇が期待されますが、それがいつになるかは誰にも分かりません。6ヶ月〜1年後に上昇するかどうかは運次第で、ブレグジットにしても北朝鮮問題にしても、その後の動勢次第では更なる大幅下落もあり得たわけであり、株価が回復したのはあくまでも結果論に過ぎません。
ナンピンを繰り返した結果、いつまでたっても上昇せず、塩漬けのまま資金を凍結せざるを得なくなった残念な投資家は星の数ほど存在します。
順張り投資に対して、逆張りが優位であるという明確な根拠はないと思います。

投資は自己責任でお願いします。

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「マネー美人」の資産運用の5つの心得

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別にマネーに美人も不美人もないと思いますが、あえてこの記事に乗っかってレビューを書いてみたいと思います。

心得1: 覚悟と責任を持つ

マネー美人は、投資にはリスクとリターンがある事を心得ています。
誰しも元本が減るリスクには恐怖を感じるものです。
だからこそ、資産運用はリスクを取るという覚悟と責任が伴います。


これはその通りですね。でもその当たり前のことが分からず、投資をしたのはいいけれど、損をしたら他人を責めようとする人達の何と多いことか…。投資は自己責任です。

心得2: 資産運用を学ぶ

「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏は「投資はリスクではない。投資を学ばないことがリスクだ。」
と文中に書いてあるように、リスクを最小限に抑えるには投資について学ぶことが一番の近道です。


そうですね。何事も勉強が大事です。でも投資の世界の先生、教科書は玉石混合なので、誰に学ぶか、何を学ぶか、ということが極めて大事なんですよね。
間違った先生や教科書を選ぶと資産運用どころか資産を大きく減らす結果となりかねないので注意が必要です。
初心者のうちから先生、教科書の選定に関して投資リテラシーを求められるところが投資の辛いところです。

心得3: 積立投資を心掛ける

資産を形成していく為には投資信託を活用した「少額・長期・分散」しながらの積立投資がポイントです。

■ポイント1:「少額」

毎月貯蓄している金額の中から、いくらなら資産運用に回せるでしょうか?

毎月5万円貯蓄しているのなら、4万円を現預金で貯蓄し、残りの1万円を資産運用に回していく、というように、現預金と資産運用に回すお金を分散させます。


すみません。少額投資ならやってもやらなくても大した変わりはありません。
複利効果は種銭が多いほど効果を発揮しますので、たかだか1万円程度を積み立てたところで気休めにしかなりません。
初心者のうちはともかく、いつまでも少額の投資にとどまっていては、資産形成は難しいと思います。

■ポイント2:「長期」

資産を形成するには大金を一度に投資するというやり方ではなく、長期間に渡り、毎月コツコツと一定額を購入していく「ドルコスト平均法」が有効です。

お金だけではなく時間も分散させることで、リスクを抑えることができます。

最低でも10年以上、できれば20年以上続けることが求められますので、10年後、20年後の自分を想像しながら、老後資金や楽しみのお金を作っていくといいでしょう。


間違いです。10年、20年以上続けるつもりがあり、その時点で投資できる一定の資産があるのなら、ドルコスト平均法など取る必要はなく、一括投資で十分です。世界経済の発展を前提とするならば、ドルコスト平均法は機会損失を生みます。
ただし世界経済の成長とリンクするインデックスに投資することと、バイアンドホールドは必須です。

心得4: 価値観に合った投資先を選ぶ

好きな会社や応援したい会社を投資先に選ぶ事は、資産運用を長く楽しむ大切なコツとなります。
その金融商品を保有する事で、自分・投資先・社会の三方良しに繋がれば最高です。
反対に、ただお金の為に自分の価値観に合わない投資先にしてしまうのはナンセンスで、儲かったとしても心は虚しくなるばかりです。


どうでしょうかね?まあ好きな会社や応援したい会社に投資することを止めはしませんが、その観点で投資をするとパフォーマンスを悪化させることになるのでオススメはしません。
お金に色はついてないので、何で儲けようと同じことです。
心を充実させることを重視するのは勝手ですが、そもそもの投資の目的に立ち返って考えてみるべきと思います。
心を充実させたければ寄付でもすればいいと思いますが、それと資産運用は別物です。

心得5: 分からないモノには手を出さない

数多くの金融商品が存在しますが、「よくわからないけど儲かりそう」なモノほど、詐欺やハイリスクな商品になりがちです。
食品でも原材料や生産・販売業者を確認するように、金融商品も同じように、商品の内容や運用・販売会社に関して調べることはとても重要。
大切なお金だからこそ、理解できない複雑なモノには手を出すべきではありません。
最初は専門家にアドバイスをもらい、慣れてきても不安や疑問がある時は必ず専門家に相談し、客観的な視野を持つようにしましょう。


これはその通り。ただし、専門家に相談するのは注意しておいた方がいい。金融業界は利益相反で成り立っている部分が多いので、顧客の不利益が専門家の利益になっているケースが多いです。
相手の立場に立って、相手の利益の源泉が自分の財布になっていないか冷静な判断が必要です。


以上、チラ裏的な雑感でした。言わずもがなですが、投資は自己責任でお願いします。

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日本の働き方とイノベーション

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非常に勉強になる良質な記事でした。日本人の働き方に興味がある方は全文読まれることをお勧めします。

『生産性』とは何を指しているのでしょうか。分母は労働者の総労働時間で、分子はあくまでも金銭で評価したアウトプットです。しかし、顧客の満足度をダイレクトに比較するとその実態は変わってきます。公益財団法人日本生産性本部が、日本と米国のサービス産業の品質比較を2017年7月に発表しました。調査対象の28分野の大半で、日本のサービス品質は米国よりも高く、約10~20%上回っています。日本のサービス産業の労働生産性は米国の約6割とされますが、日本の高いサービス品質は価格や生産性に十分反映されていない。同本部は『サービスを可視化して、価格に転嫁すべき』としています。


日本のサービスレベルや品質の高さは、労働力としての日本人の質の高さに起因しています。世界中を見ても、これだけ勤勉で教育レベルも高く、質の高い労働力を平均的に確保できるのは日本くらいだと思います。

ところが、日本は先進国の中でも生産性が最下位レベルとされています。
これは何故でしょうか?

その理由は、日本の経営者は一部を除いて、総じて無能だからです。
これだけ質のいい労働力を活用し、更に人件費も安く押さえ込みながら、それでいて諸外国に比べて圧倒的に低い利益レベルに甘んじている。
これを無能と言わずして何といったらいいでしょうか?

欧米の経営者は経営をやるために必死になって勉強し、その中で選ばれた経営手腕のあるトップクラスの人材のみがプロの経営者として、役員のイスに座れるのです。
日本のように何となくサラリーマンをやっていて、気付いたら経営者になっていたということなどありません。
そもそもの経営者としての見識、覚悟が全く違うのです。

この記事にある通り、高いサービス品質を価格に転嫁できていないという点も、日本の経営者の無能さを表わす1つの事例だと思います。


「社員A、Bの二人がいたとします。この二人が定時に退社するか、サービス残業をするかという選択肢により、どのように満足度が変わるかを考えます。両者が定時に退社すると、互いにハッピーなので双方が満足度2を得ます。これを『ホワイト均衡』と呼びましょう。では両者がサービス残業をするとどうか。双方が望ましくないと考えるのでともに0とします。これを『ブラック均衡』と呼びます」

では、一人が定時に退社し、もう一人がサービス残業をするとどうなるのか。安田氏は「定時退社した人の満足度は、二人とも残業した場合よりさらに低くなる」と語る。一人だけが残業せずに定時に退社すると、「自分だけが仲間から外れる」ことになり、当人が不利益を被ることが多くなる。すると満足度は大きく下がる。

社員Aがサービス残業をして、Bが定時に退社したら、Aの満足度が0、Bが-10。逆に社員Bがサービス残業し、Aが定時に退社したら、Aが-10、Bが0。そうすると一方がサービス残業した場合は、両方がサービス残業をしなかった場合と比べて、全体の満足度は大きく下がることになる。

「個々の社員の力では、このブラック均衡からは抜け出せません。ではどうすればいいかというと、職場全体、企業全体でホワイト均衡を目指す以外にない。ここで問題なのは、ブラック均衡が実に“安定的”だということです。自分一人だけホワイト均衡を目指して行動を変えても損をする。だからこそ、「自分以外も行動を変える」と強く期待できない限り、みんなブラックに留まってしまう。


企業全体でホワイト均衡をめざそうとすれば、トップダウンでやるしかないということを表しています。
それがやれれば極めて生産性の高い組織に生まれ変われるでしょう。
しかし、そのことの重要性と本気の覚悟を持った経営者が日本にどれだけいるかは甚だ疑問です。
みんながやってるから、政府が言うのだから、という程度の認識で働き方改革に取り組もうとする経営者が大半だと思いますが、そんな認識では百害あって一利なし、何の変化もありませんでした、という結果に終わるでしょう。
まあ、そのときにはご自分は役員報酬や退職慰労金をたんまり貰って悠々自適の生活をされているのでしょうが…。

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夢について

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「夢は簡単に叶えることはできない。甲子園をめざす高校球児に見るように、夢を叶えられるのはほんの一握りの人間だけで、その多くは挫折することになる。夢を正しく諦める方法が必要だ。叶えられなくでも夢は夢。それが叶えなければならない目標となると辛くなってくる。夢を叶えることは諦めるけど、夢を楽しむことはできますよ」
という趣旨の記事だと理解しました。


確かに夢を叶えることは難しく、だったら叶えることを諦めて楽しもうじゃないか、という主張は一理あると思います。


でもこの記事を読んで、自分の中に言いようのないモヤモヤ感が芽生えてきたのを感じました。

このモヤモヤの正体は何なのかと考えたときに、そもそも「夢」という言葉に対する自分なりの違和感のようなものがモヤモヤの正体なのかもしれない、ということに気付きました。


わたしはこれまで夢を持ったことがありません。好きなことややりたいことはそれなりにありましたが、どうしても叶えたいと思えるような夢に出会ったことがありません。

映画やドラマ、偉い人の伝記、自己啓発本などによると夢を持つことは良いことで、夢を持てない人はダメみたいなことが言われています。

学校の先生も揃って「夢を持て」的なことを言われるので、夢を持てない自分はどこかおかしいんじゃないかとか、もっと頑張って探せば自分が心から叶えたい夢が見つかるのではないか、などと自分なりに夢探しに迷走した時期もありました。


ただある時、人には「TO DO型」と「BEING型」の2つのタイプの人間がいるということを知りました。

「TO DO型」のタイプの人は「やること、やりたいこと」がはっきりしているので、世間でいう夢が見つかりやすいけど、「BEING型」のタイプの人は「自分の状態、気持ち」を大切にするので、いわゆる「やりたいこと」としての夢は見つかりにくく、またあえてそのような夢を見つける必要はない、ということです。

このことを知ってわたしはとてもしっくりきました。わたしは典型的な「BEING型」の人間だったのです。

それ以来、わたしは無理に夢を探すことはやめ、自分の気持ちに正直に生きようと決めました。そして、出来るだけ自分が楽しく、心地よいと感じられる環境に自分を置くことに気持ちを向けるようにしています。

「BEING型」のタイプの人は、無理に夢を探すよりも、自分の状態やあり方を自分のありたい姿に近づけることに意識を向けた方が幸福度が上がると思います。


アーリーリタイアも自分の気持ちに素直に従って、自分が快適に過ごすための「BEING型」の選択なのだと思っています。

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あおり運転に殺人罪適用

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今回の事件は報道各社が伝えた起訴内容によれば、大阪府堺市南区の警備員、中村精寛被告(40)は7月2日午後7時半ごろ、堺市南区の府道で、大学4年の男性=当時(22)=のバイクに追い抜かれたことに立腹。衝突すれば死亡させると認識しながらバイクに追突し、頭蓋骨骨折と脳挫傷で男性を死亡させたというものだ。逮捕時は「殺害しようと思ったわけではない」と容疑を否認していたが、大阪地検堺支部は起訴内容について認否を明らかにしていないとされる。

 事故を巡っては、中村被告はバイクに追い抜かれた直後に急加速し、約1キロにわたりクラクションを鳴らしたり、パッシングしたりするあおり運転を継続。追突した後は「はい、終わり」と、満足したような音声がドライブレコーダーに残っていた。追突時の速度は時速100キロ前後で、基準値以下ながら呼気からアルコールが検出されたという。


明らかに意図的に行った悪質で危険な運転に対しては厳罰で臨む方針に異論はありません。

本件は明らかに意図的にぶつけており、しかもそのスピードは100キロ前後。ぶつかれば相手が死傷することは明らかです。殺人罪適用は妥当と思います。
しかも呼気からアルコールまで検出される始末…。


それにしても、追い越されたぐらいで怒りをむき出しにし、後先考えずに人を殺すような人物が町中にうろうろしていると思ったら、安心して外も歩けません。

 ともあれ、飲酒やあおり運転など、自分をコントロールできない人物が運転する車は文明の利器ではなく、もはや走る凶器でしかない。そんな凶器による犠牲者・遺族にとっては通り魔に殺されたのも同然で、「単なる事故」で納得できるはずもない。



まさにその通りで、被害者男性からすると通り魔に殺されたも同然。こんな事件が二度と起こらないように殺人罪で厳正に処分していただきたい。

そもそも自動車は一歩間違えれば危険な凶器になりうる。こんな感情を抑制できない未熟で幼稚な人間には免許証を与えるべきではありません。
AIの導入等により、精神的に未熟な人間、人に危害を加える可能性の高い危険因子を持った人間を判別できる精神鑑定機器の早急なる開発を望みます。


しかし、追突した際の「はい、終わり。」という満足そうな音声が、犯人自身の車に設置していたドライブレコーダーに記録されており、それが殺人罪の決め手になるとは…。つくづく犯人の愚かさ、未熟さがうかがわれる事件です。

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サービス残業

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2017年度に労働基準監督署の指導によって支払われた未払いの残業代が前年の3.5倍に増加したことが明らかとなりました。金額の大半は特定事業者によるものですので、実態はもっと深刻である可能性も高いでしょう。

厚生労働省によると、全国の労働基準監督署が是正の指導を行った企業は1870社で、その結果、支払われた未払いの残業代は446億円となりました。前年度は1349社で金額は127億円でしたから、会社数、金額とも大幅に増加しています。


労働基準監督署の指導により、サービス残業による未払い賃金の支払い額が年々増加しているようです。

ただし、あくまでもこれは監督署から指摘されて是正した金額ですので、サービス残業全体のうちほんの氷山の一角にすぎません。
記事内にも記載されていますが、実態はもっと深刻であることが明らかです。

労働組合連合会の調査によると、全体の42.6パーセントの人がサービス残業を行なっていると回答、日経BP社の調査でも6割以上の人がサービス残業を行なっていると回答しています。


わたしも今でこそ管理職の月報者で残業はつかない立場ですが、遡ること二十数年前、新入社員時代に当時の上司に言われた言葉を今でも覚えています。
曰く、
「お前らは給料を貰って勉強させてもらっている立場。自主的に残って勉強するのは構わないが、残業代なんて以ての外だ」

もちろん残っている理由は勉強したいからなどではなく、単に業務量が多すぎて仕事が終わらないからですが、そんなことはお構いなし。
当時は月に100時間くらい残業するのが当たり前でしたが、もちろん残業手当がついたことはありませんでしたね。

ある時、後輩の女性社員が自己都合退職することになり、「後は野となれ山となれ」と言って、退職する最終月に100時間もの残業をつけた結果、部長と同じくらいの給料額になったことがありました。
こいつ度胸あるなぁと思った反面、わたしも残業がつけられたら部長クラスの給料になっているのかぁ、と羨ましく思った記憶があります。

流石にうちの会社も今でこそ改善されていますが、中小企業などはまだこのような感覚で残業を捉えている会社も多いのではないかと思います。


ちなみに、サービス残業は当然ながら違法です。労働基準法第32条または37条違反で、6カ月以下の懲役または30万以下の罰金となります。
ただし、罰則を受けるのは繰り返し指導しても従わない悪質な企業のみなので、現実的にはほとんど罰則を受ける企業はありません。



ところで、これだけ法律違反をしている会社が多いのが現実なのに、何故、労働基準監督署は全ての会社に是正させるよう指導をしないのでしょうか?


その理由は、監督署に勤める監督官の絶対的な人員不足。これにつきます。全国の事業所は400万箇所以上ありますが、監督官の数はわずか4,000人弱。一つの事業所を臨検するのでもかなりの時間と労力がかかるため、結局、監督できるのは毎年、全体の3パーセントにすぎません。

これでは影響の大きい大企業への臨検が精一杯で、中小企業にはとても手が回りません。

対策としては、人員の増強にも限りがありますので、AIを導入するなどして、革新的な臨検プロセスの効率化と指導体制の見直しが不可欠と思います。

まあ、理想論としてはサービス残業などさせない良識ある経営者が増えればいいんでしょうが、それこそ無い物ねだりですよね。

日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか? (星海社新書)


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