kochorinの独り言

サラリーマンをリタイアすることに決めました。退職までの経過と、働くということに関して自分が考えたことなどをつぶやきます。

日本人の働き方がおかしい!

cakes.mu

日本人の働き方が変だというのは、様々な雑誌やテレビ番組などでも何回も語られていますし、私も以前出した書籍で何回も指摘をしているのですが、30年も40年も前から言われていることが全く変わっていません。

日本人の働き方というのは成果が伴っていないことが多いのです。

生産性に関しては先進国の中でも最下位の方ですし、サラリーマン含めどこかに勤めている人の報酬というのも今や先進国の中ではかなり低い方で、どちらかと言うとハンガリーとかチェコの給料に近くなってきてしまっています。

IT業界はこれが顕著で、他の先進国で働けば給料が2倍から4倍になることもあるのですが、それを知らない人があまりにも多いのです。

なぜ日本人の生産性、特にホワイトカラーの生産性というのは異様に低いかと言うと、同じ成果を得るのに全く必要ではない作業をたくさんやっているからです。


まさにその通りで、典型的な日本企業で働いてきたわたしとしては、大いに共感します。特に監査のくだりなどは秀逸。うちの会社のことを言っているのではないか、と思うほどです。

この無駄作業のオンパレード、あきれるほどの生産性の低さに関しては、わたしも以前からずっと問題視しておりことあるごとに問題提起してきましたが、一向に変わる気配がないんですよね。一応は「前向きに検討します」「いただいたご意見を踏まえ簡素化に努めます」とかいう返事がきますが、結局ほとんど何も変わりません。

働く人間だって機械のように使いすぎてすり減ってしまいますし、疲れて生産性も下がるし士気も下がりますから、同じ結果を得るのであればなるべくやることを減らすた方が良いに決まってます。

ところが日本人というのは同じ結果を得るのにもなるべく苦労すればするほど良いという考え方をしてしまいます。ケチですので道具を買いません。結果、現場は疲弊し、生産性は下がり、無駄なA3の紙が積み上がっていくのです。

日本は世界的にも豊かな国で一応技術立国ということになっているのですが、こと働くことに関しては科学的な思考からほど遠い所にいる不思議な人々です。 結果的にストレスや長時間労働で過労死しています。

誰も幸せにならないこの働き方をしている日本人の事を海外の人達は頭がおかしいといっています。


「無駄を省きたい」「少しでもラクしたい」「少ない労力で最大のアウトプットを出したい」と思うのは万人に共通の価値観と思っていたのですが、どうもそうではない人が大多数のようです。わざわざしなくてもいい無駄な苦労をして「頑張ってる俺スゲー」って感じが日本人のデフォルトなんでしょうか?とてもじゃないが付き合いきれません。

変な価値観を持っている人たちを啓発して組織を変えていくことをめざした時期もありましたが、無駄に軋轢を生みストレスばかりかかるので、もう諦めました。

今は、こんな誰も幸せにならない働き方から早く脱出して、わたしなりの幸せの形をつかみ取ろうと思います。



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