kochorinの独り言

サラリーマンをリタイアすることに決めました。退職までの経過と、働くということに関して自分が考えたことなどをつぶやきます。

お金持ちになる方法

宝くじやギャンブルで一発当てるといった運頼みの方法や、プロスポーツ選手や芸能人になったり起業したりといった、特異な才能に恵まれないと難しいような再現性のないやり方は除きます。まあ短期でお金持ちになろうと思ったら、そのような方法しかないと思いますけどね。

誰でもできる再現性のある方法となると、ある程度の時間が必要だと思います。当然ですが、世の中に誰でも短期でお金持ちになれるような甘い方法はありません。

さて、世の中で資産形成に成功している人たちというのは、資産を形成していくための方程式を知っていて、それを使ってお金を殖やしています。
その公式とはこれです。

資産形成=(収入―支出)+資産×運用利回り


1.収入―支出
まずは手元に残るお金を最大化することです。そのためには収入を増やし、支出を減らす。当たり前ですがここでタネ銭を作らなければ何もはじまりません。
ここは、本多静六さんの書かれた「私の財産告白」が参考になります。本多さんは大学教授の立場でありながら(給料はさほど多くない)一代で巨額の財産を築くことに成功した伝説の億万長者です。単純ですが今でも通用する蓄財の基本が書かれており、是非一読をお勧めします。





2.資産×運用利回り
次に手元に残ったお金を使って、お金を生み出す資産を買うことです。ここでいう資産とは「自分のポケットにお金を入れてくれるもの」のことを言います。配当金が振り込まれる株やETF、利金が振り込まれる債権、賃料収入が得られる不動産、などは資産と言えるでしょう。反対に「自分のポケットからお金をとっていくもの」のことを負債といいます。負債の中には、マイホーム、車、無駄な保険、などがあります。
このあたりの考え方はベストセラー本の「金持ち父さん、貧乏父さん」に書かれています。




ちなみに経済学者トマ・ピケティの研究によって、r(資産からの利益率)>g(所得の伸び率)の式が成り立つことが明らかになっています。
これは、サラリーマンの例を挙げて言うと、給料の伸び率よりも資産収入の伸び率の方が大きいということを意味しています。つまり、資産(自分のポケットにお金を入れてくれるもの)を多く持っている人はますます豊かになるので、資産を持っておらずただ働いているだけの人との経済格差がどんどん広がっていくということを示しています。



まとめると、
①まずは収入を最大化し、支出を最小化する。できるだけお金が手元に残るようにする。
②手元に残ったお金でお金を生んでくれる資産を買う。
③資産がお金を生んでくれたら、そのお金も資産を買うために使う。
④これを延々と繰り返す。

やることは非常にシンプルですが、目先の誘惑に負けて無駄にお金を浪費するため、お金を手元に残せていない人が多いです。
また、「お金を生んでくれる資産を買う」というのは、すなわち投資のことですので、投資に拒否反応がある人はそもそも「資産×運用利回り」の効果が活かせません。自分の労働収入に頼るしかありませんので、お金持ちになるのはとても困難です。


このように、やること自体はシンプルで再現性のある方法が明らかになっているのですが、世の中にお金持ちが少ないのは、色々と出来ない理由を言い訳して王道の方法を実行しないからに他ならないのです。

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